音と音楽について

サム・テーラーというサックス奏者がいる。演歌のイメージを持つ人とジャズのイメージを持つ人がいるかもしれない。それはどちらも正しいらしい。

さて、HMVで彼のアルバムを検索したりGoogleで彼について調べていて、あるレコーディングエンジニアのページを発見した。伊豫部富治さんのページである。その中に、メモらんだむ”音”らんだむというページがある。

楽器をやっていたり、音楽鑑賞を趣味にしているものにとって、この文章はなかなか読み応えがある。どんな姿勢で演奏するのか、それをどう記録するのか…など。

さて、コンピュータプログラマはアーティストか?ということを時々聞くことがある。私の答えは「そうではないが、そうとも言う」というものだ。というより職人に近いだろう。プログラムはある目的を持って制作される。「なんとかシステム」とか「なんとかゲーム」みたいに。要するに、それを依頼してきた人とそれを利用する人(ときどきはその二つは同じ人のこともあるよね)にとって良いものをできる限り短時間で作成する。自分の主張で仕様を曲げることはできないしやってはいけないことだ。もちろん目的に沿う仕様に変更するのであれば積極的に提案するのが良いだろうが、自分を主張するためにはやってはならないだろう。

パーソナルコンピュータが現れた後、それこそ自宅でプログラミングができるようになると、自分のために自分でプログラムを作り、それを発表することが行われるようになる。私もそういうことをしたことがある。これは自分が追求したい方向に仕様もデザインもコードも持って行くことができる。こうなるとアーティストと呼べるかもしれないが、結局発表しても使ってもらえなければあまり意味がない。
そういうわけで、プログラマはどちらかといえば職人なのだろう。と思う。

最後に: 人のこと言えませんが、読みやすいコードがいいよね、自分のためにも共同作業者にも

音と音楽に興味がある人は、ぜひ上記リンクをご参照ください。