追記: accessible Peak Meter

Pro ToolsにしろLogicにしろ、音楽製作をする上でメーターの示はある程度気になるものだ。どちらもVoiceOverと一緒に使用したときにメーターの表示を読めるようにはなっている。が、リアルタイムに確認することは難しい。

とあるイギリスの開発者が、音でメーターの状態を教えてくれるプラグインを2014年にリリースした。AU, VST, AAXに対応している。要するにほとんどのDAW環境で使えるだろう。

その後、これを母体にして開発が続けられている。現在Ver. 3がリリースされている。

私は、Pro Toolsのプラグインとして使ってみた。そのときの簡単な記録と印象を書き留めておこう。

プラグインの入手

下記のサイトから、ほしいOSのプラグインを入手する。Windows版もあるが、私は使ったことがない。ReaperとかAudacityとだと使えるのだろうか。

インストールは、macOSようならばインストーラになっているので、これを素直にインストールすればよい。

セッションを作っていくつかのトラックを作ったならば、監視したいトラックにこのプラグインをインサートする。これだけである。

デフォルトでは、クリップが発生すると短いビープ音で教えてくれる。どの程度クリップしたかはビープ音の高さでなんとなくわかる。詳細はメーターを読めば良い。ミックス作業をしながら、あるいはレコーディングの準備でレベルを決定するようなときに、メーターを読むことから解放されるのはなかなか良いことである。

プラグインを開いて いくつかの設定を行えば、-6dB程度でビープ音が出るように設定もできる。録音時はこのくらいが安心かもしれない。

サウンドデバイスにも寄るだろうが、私は-10程度でビープが出るように設定し、フェーダーは0にした状態で、サウンドデバイスの入力レベルを調整している。これでサウンドデバイスの中でのクリップは防げるはずだ。

その他

姉妹品にスペクトラムアナライザーってのもある。他に、複数のバンドパスフィルターになっている、マスターモニターってのも同じサイトに有る、こっちは有料かな?この辺を入れておくと、より良い音で音楽制作ができるのではないだろうか。