前置き
携帯電話の料金は高い、と言われている。確かに高いのかもしれない。私はある程度音声通話をすることも想定する必要があるので、データ通信ができるだけの契約というわけにはいかない。
ここ数ヶ月、携帯電話の料金は揺れている。3年間のトータルで見たときに本当に安くなるのかどうか検証してみなければならないのだろうが、どうやら今契約している通信会社が自分にとってはベストではなさそうだ。ということで、一番お得感がありそうな日本通信にしてみた。
b-mobileといえば?
どうでもいいことだが、この会社はその昔PHSの時代にデータ通信用のカードを買ったことがあるような気がしてきた。2015年にサービスを終了したとのことだが、10年以上ぶりに戻ってきたことになる。あれっ?会社で契約したんだったっけな。
契約までのステップ
- AUに電話してMNP番号をもらう
- 日本通信のサイトで申し込みを行う
- SIMカードが届くのを待つ
- 届いたら、AUのデータ残容量とにらめっこしながら回線切り替えのタイミングを考える
- 切り替えたくなったら、日本通信のサイトで回線切り替えの手続きを行う
以上が大まかな流れだ。それぞれにちょっとした問題点がある。推奨されるべき解決方法ではないとは思うが、一応私は切り抜けたので、記録として残しておく。
前提条件
私は、印刷物を自分の身体的な機能を使って読むことができない。ということで、いくつかの場面でこれは問題になる。スクリーンリーダーを使ったりその他の支援技術を使ったりしながらこの問題を解決している。
環境を記しておく。
- OS: Windows10, macOS Catalina, iOS14, Android11
- ブラウザ: 基本的にChrome
- スクリーンリーダー: JAWS, NVDA, VoiceOver, TalkBack
OCR: Envision AI
MNP番号の取得
AUは、MNP番号をもらったり解約する際には電話か対面による手続きになるのだそうだ。書面でもできるかもしれない。私は問題にならなかったが、おそらく盲ろうの人たちにとっては問題だ。わざわざ配慮を求めなければならないのは正直それだけでストレスである。
私は窓口に電話して手続きを行った。あれやこれやと引き留め策をかいくぐって、ようやく番号をもらった。MNP番号は口頭で伝えられる。メールかSMSではくれないのかと聞いたけれど、それはないのだそうだ。ちゃんとメモしておこう。
と書いてSMSを確認すると、MNP番号が送られてきていた。そうだよねえ、送ってくれるよねえ。
日本通信のサイトで申し込みを行う
申込ページ
にアクセスして申し込みを始めた。
このページにある「同意する」チェックボックスを押す必要があるが、規約を開いてもこのチェックボックスは押せるようにはならないようだ。iPhoneで同じページにアクセスして規約を読むと押せるようになる。正直この後の入力をiPhoneでやるのはかなりしんどいなと思ったのだが、しかたがない。ということで、その後はiPhoneで行った。
iPhoneでの申し込みは、文字入力が多少面倒なことを除けばやってやれないことはない。メールからMNP番号をペーストしたりするのはパソコンのほうが圧倒的に楽なのだが、これも一応できる。
本人確認書類のアップロードで悩むかもしれない。書類をそのまま撮影できればそれが一番効率的なのだが、私は一度リジェクトされた、正しく撮影できていなかったことと、そもそも書類が足りなかった。結局スキャナで書類を取り込んでそれを提出した。
SIMカードが届くのを待つ
めでたく申し込みが完了したら、数日でSIMカードが送られてくるはずだ。
このSIMはマルチカットというものだ。Nanoにするのはそれほど気を使わないが、それよりも大きなSIMが必要な場合は間違えて切りすぎないようにする必要がある。おとなしくカッターとか鋏を使ったほうがよさそうだ。
回線切り替えのタイミングを考える
利用開始日は、回線を切り替えた日になる。AUの回線は切り替えた瞬間に使えなくなるので、データ通信の容量が残っているともったいない。AUのサイトとかで確認しつつ切り替えタイミングを考える。私の場合は2段階くらいで料金がスライドするので間違えるとAUに料金を多く支払うことになりかねない。
日本通信のサイトで回線切り替えの手続きを行う
マイページ
にアクセスして、ログインする。ここで開通手続きができる。
開通手続きを行う際に、送られてきたSIMに書かれている番号が必要となる。
MNPの場合: 番号の下4桁だけを入力する。4桁でよかったので、スマートフォン用のOCRソフトでSIMカードを撮影して読み取った。とりあえず開通した。
新規契約の場合: 13桁の番号が必要だ。ここまで長くなるとOCRでは信頼できない。あきらめて肉眼で読んでもらって対処した。
問題点
- 申し込みページがパソコンのスクリーンリーダーで使えないかもしれない
- 本人確認書類を準備してアップロードするのは事前に準備が必要かもね。
- 送られてきたSIMの番号がわからないと開通で気ないよ
事前にこれらについて対策が立てられれば申し込み可能だ。まだ実践投入して数日しか経過していないこと、そもそも私はほとんどの通信がWi-Fiなのできちんと速度とか評価できていないんだけど、今のところ不満はない。当分5Gにはしない気がするので、数年はこれで良いかもな。