インターネットラジオ配信に思う?

そんな大それた事ではない。私が小さかった頃、レコードプレーヤーとテレコ(って死語だよなあ)を使ってラジオ番組制作ごっこをして遊んだことがある。我が家にはカラオケのセットがあった。テープとマイクだけだが簡易ミキサーとして使えるわけだ。で、エコー(正しくはディレイだが)まで付いている。これで誰も聞いてはくれないけれどラジオ番組制作ごっこができるわけだ。

時は流れて今はインターネットの時代。コンピュータと量販店で売っている安いマイクだけで当時やっていたようなことはできる。そして作った番組をインターネット上に公開すれば世界中の人が聞いてくれる可能性があるのだ。もうちょっとがんばれば、世界中に生放送できるようになった。

そしてスマートフォンの登場で、生放送をすることはものすごく簡単になった。無料のアプリをインストールして「放送開始」ボタンを押すだけ。音声だけでなく映像も一緒に放送できる時代である。

私の周りで、インターネットラジオを放送するのが密かな(というわけでもないか)ブームのようだ。主にバラエティーが中心の人もいるし、アクセシビリティ関連を扱っている人もいる。いずれにしてもなにかを発信しようとしていることには違いはない。5年前なら考えられなかったことだ。

ARGVでも3年くらい前にインターネットラジオを使ってイベントを行った。3年前としては画期的な試みだったと思う。Twitterを使ってのリアルタイムコメントの受付やイベント内容の要約をTwitterで発信するようなことを行った。最大70人くらいの人に聞いていただけた。

ARGVでその後このようなイベントを行っていないのは、出演者(発表者)が多忙であることと取り上げる内容がまとまらないことにあるのだが、私としてはそろそろなにかやってみたいなと思っている。密かにインフラの準備だけは進めている。誰か私の手元にある機材とUSBインターフェースの付いたミキサーを交換してくれるという人はいないだろうか(笑)。