この記事は、最初に書いてからある程度時間が立っている。現在(2021/04/05)私はPixel 4A (5G)を使っているし、Androidも11である。基本的な考えは変わらないが、その差を考慮してお読みいただければ幸いである。
背景
私がPixel 3を購入してから半年ほど。なかなかおもしろく使っている。これまでずっとDTalker TTSをインストールして、音声だけはGoogle純正のものではなかったのだが、いろいろあってGoogle純正のものを使いたくなってきた。ということで、実用上困らない範囲で使えるんじゃないかという設定を書き留めておこう。
そもそもなんで追加のアプリをインストールする必要があるかというと、純正のアプリでは少しばかり機能が不足しているからだ。TalkBackユーザーなら
- DTalker IME
- DTalker TTS
の2つをインストールしているのではなかろうか。なぜにGboardではいけないのか?それは文字の入力においていろいろと不便だからなのだ。上記2つをGoogle純正のものにしたときにやっておくと良い設定を書いておこう。
Googleテキスト読み上げエンジンの設定
TalkBack仕様者であれば、次の方法で設定する。
- グローバルコンテキストメニューを開く
- [テキスト読み上げの設定]をタップ
- [優先するエンジン]をタップして[Googleテキスト読み上げエンジン]を選ぶ
- その他を下のように設定してみる
- あまりに高速にしないほうが良い
- 好みもあるが少しピッチを下げた方が聞きやすい
- 言語は日本語に固定する
- 言語検出はOff
- おそらく「音声2」が最も安定している、男性音が良ければ「音声3」だ
これである程度満足行く設定になるだろう。
GBoardの設定
設定手順はおそらくこんな感じ。
- 設定アプリを開く
- 下の方にある[システム]をタップ
- [言語と入力]をタップ
- [仮想キーボード]をタップ
- おそらくGboardは入っていると思うのでこれをタップ
- [言語]をタップして下のように設定
- QWERTY配列にする
- 言語は日本語だけにする
- [三状態キーボードの使用]をOn
携帯配列でも入力できないことはないが、あまりうれしくない。また、いろんな事情から言語の切り替えはしたくないので、日本語キーボードのままでアルファベットも入力できるように[三状態キーボード]を使う。
余談だが、Gboardはベータテスター登録ができる。テスターになっておくと良いこともあるかもしれない。
その他に触覚フィードバックを有効にするとか、キー操作音を有効にするとか、好みで設定。
改善要望の送り先は?
TalkBackに限った話ではないが、なにやらアクセシビリティ関連の機能には改善してほしいことやアプリの組み合わせから問題が起きることも多い。アプリ側で対処する必要がある場合と、そもそもOSやスクリーンリーダーに修正をお願いしなければならない場合もある。
下記のページでサポートとフィードバックの受付が提供されている。英語で文章を書かなければならないが、きっと役に立ててくれると思う。