Visual Studio Codeをスクリーンリーダーで使い始める設定

なにものか

文章を書くためのソフトウェアだ。たぶん、プログラミング言語であるとかHTMLであるとかを書くのに使ってる人が多いんだとは思うが、普通の日本語文章も作成できる。小説を書くのに便利だという人もいる。

複数のファイルをまとめて扱うのには都合が良い。履歴管理したければそういうサービスと一緒に使うと便利である。

このソフトウェア、画面読み上げソフトウェアとの互換性が高い。Microsoftが中心になって開発しているということもあって(要するにアメリカなので)、NVDAとJAWSではちゃんと使えている印象。PC-Talkerでは試したことがない。

入手とインストール

せっかく検索とかしてこのページを見つけてもらっただろうけれど、もう一度、”Visual Studio Code ダウンロード”とかいう検索キーワードでウェブ検索してみてほしい。たぶん必要な情報にアクセスできる。たぶんここにアクセスすることになる。

ほしいものをダウンロードする。”Windows User installer 64bit”ってので殆どの場合正解。

取ってきたファイルを指示に従って適当にインストール。全部Enterキーで構わない!

初回起動

起動してみるとおそらく英語のメッセージ。なにしてよいかわからない?!私もわからない。とにかく日本語にしよう。

  • Ctrl+Shift+Pをおす。これ、VSCodeのコマンドを入力するショートカットキー
  • “display”と入力する、まだエンターは押さない
  • コマンドを検索してくれて結果が上下矢印で選べるようになってるので、舌矢印を押す
  • “Configure display language”ってのになってるのを確認してエンター
  • 言語の選択になるので、下矢印キーを何度か押して”日本語”を選んでエンター
  • ごちゃごちゃ色々言うんだけど、結局「表示言語を変更してリスタートするかい?」って聞いてきてるので、エンターキーを押して再起動

エディタの設定

Visual Studio Codeには、スクリーンリーダー最適化モードってのがある。多くの場合自動認識してくれてこのモードになるのだけれど、そうもいかないことがある。自動認識に失敗してると、エディタでの文字入力ができなかったり、コマンドプロンプト(ターミナル)の出力が読みにくかったりとまあ致命的だ。

どうやらNVDAでは大丈夫そうだが、JAWSではあるいはPC-Talkerではこの状態になるかもしれない。そんなときは、強制的にスクリーンリーダーモードにしよう。

  • Ctrl+Nでも押して、新しいファイルをとりあえず作る。
  • 「この時点ではエディタにアクセスできません。」のようなメッセージが聞こえるだろうか。聞こえてないかもしれないが、実際に文字を入力して矢印キーとかで追ってみると読めないかもしれない。
  • Shift+Alt+F1を押す。これでスクリーンリーダー最適化モードになる。

ちなみに、Alt+F1を押すと、基本的にはアクセシビリティのヒントが表示されるはずだ。

使い方

本当にたくさんの参考書があるので、私はあえて解説することもないだろう。なにか作業をするときには、その作業専用のフォルダを作ってから始めるんだよ、ということを覚えておくと良さそう。また、終了した時の状態を覚えていてくれることが混乱の原因になることもあるので、そういうもんだよって思っておくと幸せ。

最後に

これ以上いろいろ書いちゃうと、アクセシビリティ設定をするための導入記事だよっていう位置づけの記事じゃなくなるので、このくらいにしたいと思う。ぜひ素敵なエディタライフを。