ちょっと前置き
Pro Toolsといえば、値段が高いというイメージはあるよね。まあ、そうだ。コンピュータをスクリーンリーダーと一緒に使っているユーザにとっては、DAWの選択肢はそれほど多くはない。Reaperを使っている人が多いかな。私は先にPro Toolsを覚えちゃったので今もこっちを使ってる。他のソフトはおそらく使えないと思う。Logic Proっていう人はどのくらいいるだろう。
そんなところに、なんとPro Toolsの無償版がリリースされた。これまでにもPro Tools | Firstってのがあったけれど、いろいろと制限が多くてちょっとお勧めしにくかった。今回は私が懸念している制限はなさそうなので、ちょっとレポートしてみようかなと思って書き始めた。では始めてみよう。
とりあえずざっくり手順
やらなければならないことをまず書いておく。
- AVIDのページに行って「今すぐダウンロード」を押す
- 英語のページなんだけど、メールアドレスを入力して、「私はロボットではありません」にチェックを入れて“Continue”を押す。
- 名前を入力する。メールアドレスはさっき入力したものが入ってる。パスワードを設定する。そして“Continue”を押す。
- ライセンスをiLOKってので管理するからアカウント持ってなかったら作るよ、みたいなページになる。持ってなかったら“No”を頑張って押す。リンクにもボタンにもなってないので、左右矢印キーで合わせてEnter!続けて“Next”を押す。
- たぶんアカウントができて製品ページに移動してると思う。正直ここからは状況に合わせてって感じ。
- とりあえず“View My Product”っていうリンクを探して開く。今使える製品が一覧されたページに行くはず。
- “Pro Tools Intro”を探す。リンクにもなってないけどそのへんとかひとつ下の行とかでエンターしとく。押した部分の下にいろいろ追加されてるはず。
- 下に行って“表示 Software download links”ってのを押す。
- 更に下に行って“Win | Mac”って書いてある行で、ダウンロードしたい側に左右矢印キーで合わせてEnter!ってかMacを選ぶよね。
- “Pro Tools Intro 2022.9 Mac (DMG) 2.57 GB”っていうリンクをエンター!
- やっと落とせた!
- iLOKアカウント作ったよ!っていうメールが来てると思う。なんと、パスワードをリセットしろってさ!おもむろにhttp://www.ilok.comに行ってリセット。
- 落としてきたファイルを開いてインストール。
- ここまで書いといてなんなんだけど、これから先はこちらの環境ではもう試せないっぽい!
たぶんアプリケーションフォルダに有るPro Toolsを起動すると、アクティベーションを促されると思うので、そのまま従うと良いはず。
Macお持ちの方でスタジオでレコーディングするような人は、試してみるとよいと思う。ぜひFlo Toolsもインストールしておこう。
なにが懸念点だったか
これまで提供されていた無償版は、サードパーティ製のプラグインが使えなかった。これは、Accessible Peak Meterが使えないことを意味する。これは致命的に不利だ。
Introは、サードパーティ製のプラグインが使える。実に嬉しい。いろいろと削られてる機能もある。でも、まずは録音して編集して、音楽制作ってどうやるんだろう、スタジオの人と情報交換したり、編集のノウハウ教わったり、自分が持ってったでもセッションをそのままスタジオのMacで読み込めたり、帰ってきてそのまま再生できたり、きっと楽しいと思うんだよね。
最後に
10年ぶりくらいでWindows版を試してみた。どうにも使えない。NVDAでは画面に書かれてるものが何も見えない。JAWSでは一応見えてるけど、まさかJAWSカーソルをごそごそして使う気にはならない。ってことで、今のところMacでしか使えない。