ZOOM H6 Essential

とりあえず

購入レポートである!また?!という声が私をよく知る人からは聞こえてきそうではあるが、これでもずいぶん新しい録音機器は購入していないのである!F3も買わなかったし、Tascamのものも買わなかった。そしてそれには理由がある。要するに、私が使えない可能性が高いのだ。

オリンパスもリニアPCMのMTRみたいなものを出していたりしたけれど、それも10年以上前のこと。SONYのD10を購入したんだけど、スマホから設定する必要もあるし、iPhoneとの接続は自力では完結しない。

そんなところに、ZOOMがなにやらアクセシビリティに合理的な配慮をしたハンディレコーダーをリリースしたとのこと!こういう機能を必要としている世の音楽愛好家とプロのために!とりあえずレビューしておこう(大げさだなあ)。

準備編

では、録音できるように準備をしていこう。

開梱

極めてシンプル。本体と付属のマイクカプセルが入っているだけ。箱の底に書類が少し。

各部の説明

だいたいこれが難儀なのだ。ところが、ZOOM社がこのシリーズ用の主に見えない・見えにくい人たちに向けて書いたドキュメントが公開されている。

ここから購入した製品を選択すると、十分わかりやすいドキュメントが読める。これで本体に関しては十分だろう。

マニュアルを入手試ておこう

私が買ったH6Eのマニュアルは
HTML版
がある。他の機種もおそらくある。PDFをそのままHTMLにしたようで、すごく読みやすいわけではないけれど、十分かなと思う。

設定してみよう

とりあえず電池を入れよう。裏ぶたを開けて電池をいれる。せっかくリボンがついているから使おう。

左側の音量ボリュームを適当に上げておく。続いて電源をいれると音声が聞こえてくるはず。

右側のホイールでガイド音声の有無を選択してホイール下の決定ボタンを押す。あとはもう何も語ることはない。必要な設定をして終了!

録音

録音したい入力に対応するボタンを押して録音待機する。ヘッドフォンなどを使っていればこの時点でモニターが帰ってきているはず。録音ボタンを押して開始!

補足

右側にある決定ボタンを長押しすると、アクセシビリティ機能のOn/Offが切り替えられる。状況によっては必要になるかもしれない。意図せずに押して慌てないように。

最後に

これほどに説明しなくても良いレコーダーは少ないのではないだろうか。録音レベルを調整しなくてもよいというのは実に魅力的だ。ということで、音質さえ気に入ればこれはすばらしいパートナーになるんじゃないかな。H6買っちゃった人は内蔵マイクの音質が気に入らなくても好きなマイクが接続できる。H1は音質評価していないけれど、ICレコーダーだと思えば十分なクオリティじゃないかな?

音楽やってらっしゃるブラインド・ロービジョンな方々、ぜひどうぞ。