今朝、さだまさしの『案山子』という曲を探して聴いていた。で、沙羅双樹という人?を発見した。ウェブを検索しても、配信サービスのリンクはあるけど、プロフィールとか公式サイトのようなものが見当たらない。
最初電子音かと思ったけれど、手回しストリートオルガン?なのだそう。本来ストリートオルガンはびっくりするくらい大きな音がする。が、オーディオセットで聴くときには小さな小さな音で聴くことができる。このアルバムに収められている曲を小さな音で空間に流したとき、なにか違う風景がそこに出現するようなそんな不思議な感覚を覚えたのだ。
どこか機械的な、それでも人間が介在したような、そんな音。実に魅力的だ。
さて、このアルバムの冒頭に入っているのが『銀色の道』だ。曲は今から50年以上前の、宮川泰の作曲。
1985年5月だったと思う。某陸上競技場で行われた退会で、私は違う学校のベンチに出かけていってそこの生徒と喋っていた。微妙に音楽の趣味が近かった。で、彼が私にカセットテープをくれるという。住所を交換したのだろう、どうやったんだろうなあ。
後日、彼から3本のテープが届いた。現物はもう手元にないかもしれない。そのテープにはH.T.さんのアルバムが3枚収められていた。これらは今も好きなディスクである。
さて、このテープの残りに、『銀色の道』が入っていたのだ。
まあ、なんというかねえ。これを聴いている中学生二人を想像してもらえると、なんとも随分変わった趣味だなとも思うが、あえてスルーしておこうか。
このテープをくださったKさん、一度お会いしたいんですよお。ちゃんと準備してからうかがいますから、一度お付き合い願えればと思っております!