さて、コントロール・サーフェスをセッティングしよう。どうやらこの機械、Sonarにも対応しているらしい。そのうち試してみたいのだが、環境が整わない。まっ、前置きこのくらいで、とにかくセッティングしよう。
ケーブルの接続
別に難しいことはないだろう。電源アダプターを接続し、Ethernetケーブルを接続する。私はMacが接続してあるハブにArtist Mixを接続している。フットスイッチを接続するときは、電源ジャックの横にあるジャックにケーブルを接続する。これで設定は終わり。
Artist Mixのキーについて
実は、このキー配置を確認するのがいちばん面倒だった。これがわかっていないとマニュアルが読めない。ということで、キー配置を書き留めておく。
- 電源スイッチ
- いちばん奥に細長いディスプレイがあるが、このディスプレイの右側にある丸いスイッチが電源である。電源を押した瞬間に小さな音で「カチッ」と鳴れば、電源が入ったとき、押して離した瞬間に「カチッ」と鳴れば、電源が切れたときだ。
- フェーダー・エンコーダーなどなど
- フェーダーが8本あるのが確認できるだろう。その上にあるつまみが、パンなどを調整するためのエンコーダーだ。
各フェーダーの真ん中左側に縦にスイッチが二つある。下がセレクト、上が録音。
それぞれのエンコーダーを囲むようにL字型に四つのスイッチがある。下の右がミュート・Lの角に当たるところがソロ、左側上からSel、Onとなる。Onの下が(Lの角)がソロになる。 - シフトキー
- 本体手前側、1番フェーダーの左と8番フェーダーの右にある丸いスイッチがシフトだ。これを押しながらいろんなキーを押すとキーの別機能が呼び出せる。両方のシフトを同時に押すとシフトがロックされる。ロックを外すときはどちらかのシフトを押す。
- バンク・ナッジ
- 8番エンコーダの右側、電源スイッチの下に2列2段で四つの丸いスイッチがある。上が左右のナッジ、下が左右のバンク。
ほとんどのセッションは8トラックを超えるだろう。この場合、右のシフトを押すと8トラック分進む。1番から8番になっているときに右のバンクを押すと9番から16番になる。左を押すと元に戻る。実際にはもう少し複雑な動きに鳴るので、ちょっと慣れが必要だろう。ナッジはトラックを一つずつ変更するスイッチだ。1~8になっていて右ナッジを押すと2~9になる。
シフトを押しながら左バンクを押すとどこにいても1~8になる。シフトを押しながら右バンクを押すと、どこにいてもセッションの最後八つのトラックになる。 - パン・AUXなど
- 左シフトの真上に、縦にいくつかのスイッチがある。下から数えると四つあって、すこしだけ離れて一つある。
下から、Pan・AUX・EQ・Insertとなる。シフトを押すと、Mix・Group・Dyn・Inputとなる。
少し離れたスイッチはChannel、シフトを押すとFlip。これも以外と使う。 - Pageなど
- 1番エンコーダーの左側、少し離れたところにL字型に三つ(点字の「リ」と言う方がわかりやすいか?)スイッチがある。上がTop、下が左右のPageキーだ。プラグインの操作で使う。
- 最後に
- 8番フェーダーの右側に一つだけ離れた丸いスイッチがある。これは、コンピュータ(ワークステーションと呼ぶ)が複数あって、Artist Mixで複数のコンピュータをコントロールしたりするときに使う。よって、Pro Toolsだけなら押すことはない。押すと他に起動しているアプリに切り替わる。
ドライバのインストール
難しいことはない。付属してきたディスクに入っているインストーラーを起動して、指示に従うだけだ。コンピュータを再起動すると、Artist Mixのコントロール用アプリケーションが自動的に起動するように鳴っているはずだ。
これでコントローラーの準備もできた。ということで、早速始めてみよう。