いったいいくらなの?

iPhone 5S/5Cの話題で賑わっている。私も実にうきうきしている。

4年前に「iPhoneがしゃべるぞ!」という情報を得て、発売日にショップに行って手に入れたのがなんとも懐かしい。あれから新機種が出ると必ず購入してしまうという状態である。もちろん新しいものが好きだというのが最大の理由であるが、Apple社へのあるいはiPhoneへの期待の表れでもある。

ところで、買い換えるに当たってはいわゆる機種変更となるわけだが、3年前はソフトバンクしか選択肢がなかったのだが、今年は三つも選択肢がある。機種も2種類になって状況は混沌としている。昨年のキャンペーン状況によっても機種変更時に考えなければならないことはあるようで、私は思考停止したい寸前である。

今時のスマートフォンはいったいいくらするんだろうか。iPhoneのSIMロックされていない(要するにどのキャリアでも使えるもの)は例えばアマゾンなどで16GBで8万円前後で売られている。
じゃあ、ロックされているものは?AUもソフトバンクも6万前後だろうか。アメリカでは$199かな?

例えば日本の場合、この6万から携帯料金を差し引くことで値引きしている。だから「実質0円」なんていう表現が出てくる。使い手としてはだんだんわからなくなってくる。なんで、「本体0円、携帯料金値引きなし」じゃだめなの?あるいは「SIMフリーで本体8万円、携帯料金今より3千円安い」じゃだめなの?

携帯電話本体を無料にしないようにと言うのは、数年前に総務省だったかがそういう通達を出したからだったと記憶している。通達の目的は達成されたのだろうか。結局同じ機種を長く持てば損をするという構図は変わっていない(だって、値引きは2年間で終了するから、新しいものを新しく買う値段と同じになっちゃう)。そんなんなら本体0円の方が分かりやすかったんじゃないか?

携帯電話の販売システムが根本的に分かっていないので、論点をどこに持って行くのが良いか判断できないのだが、現状の販売戦略は顧客にとってはわかりにくいことこの上ない。販売員だってきっちり説明できない。それにキャンペーンが加わって、昨年の判断が1年後に損を導くことだってありえる状況だ。

そういうわけで、結局私は残留でソフトバンクを契約するだろう。