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最近やたらと「ドメイン取るなら…」という広告が出現する。しょうがない、そんな検索ばっかりやってるし、クラウドとかサーバーとかそんなページばっかり見ているからだ。

少し昔話を使用。私が最初に常時インターネット接続を設定したのは清瀬市にあった棒会社だ。社長には感謝している、なにしろ私のインターネット技術の基礎を学習する機会を与えてくれた、本当に仕事してなかったって若干反省。

で、自社にサーバーを設置したのが最初。月額4万円、128kbpsっていう速度だったな。メールもウェブも分散開発もソースコード共有もみんなここで学習した。アクセシビリティもここで覚えた。

さて、同じシステムを自宅にも作った。それが20年前。当時のインターネット環境がまだまだISDNのダイアルアップ(接続したいときに接続するってやつね)だったので、今となっては格安SIMの速度制限状態の回線だったけど、結構快適だった。

メーリングリストもやってたし、BEPなんてプロジェクトもやった。宴会もそこそこやっった。楽しかったね。

さて、時代はDSLってのになった。速度は10倍から20倍程度が見通せるようになった。サーバ用の契約をするとこんなもんだ。で、私もDSLにしようかと思ったが、突如引っ越しすることになったのだ。

そんな折、KDDIから「光にしませんか~?」という広告電話がかかってきた。NTTと契約していた私になんでKDDIが電話かけてくんの?ってちょっといじめてみたけど、即刻光回線にすることを決めた。ところが、引っ越し先はまだ対応してないとのこと。半年くらいで対応する予定だから待っててくれるかい?って言われたので待つことにした。

その間、サーバはお茶の水にいたのかな?船橋にいたのかな?とりあえず預かってもらった。

さて、そんなこんなで光になった。めっちゃ早い!10Mbpsである。当時はまだLANだって10Mbpsってのが生きてたと思う。

この状態はしばらく続いた。玄関に上時稼働しているサーバーがある。メールがごそごそやってくるとディスクが動いているのが観察できて面白い。なんともゆる~い時代である。

当時から高速な回線に接続した専用の建物の中にサーバーを預かってくれるサービスはあったと思うけれど、個人が使えるような金額じゃなかった。それが、少しずつ安くなってきたのだ。で、9年ほど前にそっちに移行することにした。これまた引っ越しがきっかけだな。値段は1/10以下になった。速度は100Mbpsである。玄関にあったサーバーも最終的には100Mbpsだったから、サーバーの回線速度としては変わらないことになる。

なんで安いって、物理的には1台のサーバーに、たくさんのサーバーを入れる技術(これを仮想化とかいうね)が出てきたからだ。遠隔地から見ていると1台なのとほとんど変わらない。

自宅の回線は1Gbpsになった。1000Mbps、1000000kbpsってことだね。最初のインターネット接続からすると1万倍?こりゃすごいや。

さて、お引越しではないけれど、今年サーバーの移転というか、ちょっと大きな変更があった。改めてこの仮想化とかいろいろと調べつつ、今最もコストパフォーマンスが高そうなのはなんだろなってやっているわけなのだ。

クラウドという言葉が表れて久しい。AmazonもGoogleもMicrosoftもクラウドやってる。サーバーはますます安く作りやすくなった。今日だってテストだからだけど、もう三つも作って壊した。

本当に時代は変わったなと思う。何もかも自分の手元にあった時代が懐かしいな。