ブログに書き残すべき記事とは

私がウェブサイトというものを公開したのはおそらく1997年のことだ。まさか当時のコンテンツを持っている人はいないと思うけれど、HTMLをテキストエディタでごそごそと書いていたのだった。内容は、自分が経験してきたコンピュータ技術的な話がほとんどだった。FreeBSDをモニターを使わずにどうやってインストールするかだとか、視覚障碍者にとってのWindowsアプリケーションの開発とはどういうものでありそうか、そんな話だ。

その後ディスクレビューやらオーディオ関連やら日々のことを少しは書くようにはなったけど、結局今もそれほど変化してはいない。

さて、世の中には自分の経験や知見を発表する場所はたくさんあるし、ジャンル毎に細分化されつつある。プログラミングとかコンピュータ技術に関することなら
Qiita
ってのがある。私もかなりお世話になっている。ディスクのレビューならばAmazonとかのレビュー欄に書いてもよい。

先日Qiitaに2本投稿した。なんと1週間で200ビューになるのだ。私がこのブログで何かを書いても1週間で200はまずない。そんなもんだろう。

では、発表するということだけを考えるとどちらが良いのか。後者だと今の私は思う。

例えばアクセシビリティ系のことを書いたとしよう。ブログで書いていても良いが、Qiitaとかに書く方が人目に触れる機会は圧倒的に多い。

日々感じることはFacebookで良いかもしれない。ブログにコメントをくれる人はほとんどいないけれど、Facebookならば一定数はいる。それが公開設定で投稿されたものならば、より多くの人に読んでもらえる。

ならばブログの価値はどこにあるのだろうか。私という人間を総合的に見てもらえる可能性はブログの方がある。そういうつもりでこれまでサイトを作ってもきたし、技術的な話ではあるが私という人間と深く結びついた話を多く書いてきたような気がする。まあ、私という人間に興味がある人がどのくらいいるかという問題には気が付かないことにするのだが。

しばらくはどこに書くかで迷走するような気もするが、とりあえず今思っていることを書いてみた。答えはまだ出ていない。